Salon’s Voices サロンの声

HAIR&SPA GRACE 花谷 誠さんスタイリスト

「ありがとう」と言ってもらえるサロンの仕事を続けていきたい

エッジの効いたデザインからコンサバなスタイルまで、お客さまとコミュニケーションしながら「半歩先の姿を見せる」ことを大切にしているという花谷さん。サロンスタイリストとして必要な素養、そして一番の喜びとは何なのか、お話をうかがいました。

イメージソースの理解に役立つ先輩との付き合い方

手に職。それがスタイリストになりたいと思った理由です。僕が高校を卒業した時代は、バブルが弾けた直後でしたからね。自然とこの職業が思い浮かびました。実は、スタイリストは母の夢でもあったんです。いつか「自分ができたら」という気持ちが、もしかしてどこかにあったのかもしれません。

学校を卒業して最初にお世話になったのは、当時流行したワッフルパーマの火付け役として知られるサロンでした。お客さんもアパレル関係の販売員や外国人など、お洒落な人が多くて刺激的で。求められるスタイルもエッジの効いたものや、思いきったカラーリングなど、個性的なものが多かったです。

サロン写真1

そんなサロンですから、先輩のスタイリストもキャラクターの立った人が多く、みんな個性がまったく違いました。ですからアシスタント時代は、それぞれのイメージソースを理解するのに苦労しましたね。例えば、映画が好きな先輩なら「あの映画に出ていた○○みたいなイメージで」と表現したり、音楽に詳しい先輩は、ROCKやJAZZなどジャンルで表現したり。それがわかるようになったのは、晩飯のおかげかもしれません。先輩たちとは何度も外で食事をしましたし、かわいがってもらえたからこそ、やっていくことができたと思いますから。食事の効果ってけっこう大きいですよ。

好きになるからできるし、好きになるから続いていく

サロン写真2
AVEDA製品は98%以上が自然界由来成分。写真の『AVEDA Light elementsスムージングフルイド』は洗い流さないトリートメント。「べたつかないので万人におすすめできます」と花谷さん。オーガニックラベンダーの香りで心地よく癒されます。

転機は、崇拝していた先輩の独立です。それを機にふと自分を振り返ってみると、今までいわゆる普通のスタイリングをしてこなかったなと。そこで、ナチュラルなヘアスタイルが求められる銀座のサロンに移ったんです。

銀座は比較的リーズナブルな価格帯だったこともあり、お客さんの数も多く、同じようなスタイリングを何度も手がけました。ここにいた5年は、やればやるだけ、やっただけのことが得られるという実感がありましたね。その後移った丸の内のサロンも、スタイル的にはコンサバ路線でしたので、銀座の経験を活かすことができました。

サロンにいると、本当にいろんなお客さんと出会いますが、大切なことは自分のお客さんを好きになることだと思います。嫌だと思って向き合っても、いいスタイリングはできないはず。中には高圧的なお客さんもいますが、ともかく好きになる。不思議と、最初は「ん?」と思ったお客さんこそ、長く通ってくれたりするんですよね。

スタイリストをやっているのは戻ってきてくれる人がいるから

サロン写真3
GRACE では1500W のNobbyマイナスイオンヘアードライヤーを使用。白と緑で統一された店内によく似合うシンプルなデザインです。同店ではアイロンなどもすべてNobby製品を使用しています。

やっていて一番嬉しいのは、戻ってきてくれる人がいることですね。お客さんは、たくさんあるサロンの中からこのサロンを選んで、さらに自分を選んで来てくれるんですから。

実は、若いころはヘアメイクに憧れた時期もありました。友人に紹介してもらい、現場に出たこともあったんですよ。でも、僕はそこで喜びが感じられませんでした。それは「ありがとう」って言ってもらえなかったから。なんだか自分が作業員のように思えて…。それがわかってからは、お客さんとしっかり向き合える、サロンのスタイリストが自分に合っていると思うようになりました。

お客さんに満足してもらうためには、今の一歩先ではなく、半歩先の姿を見せてあげることが大切だと思います。ちょっと変えただけで変わるんだ、ってことを、僕自身もお客さんにわかってほしいと思っていますし。具体的には前髪、そしてトップとアウトライン。このバランスを少し変えるだけで雰囲気は変わります。Nobbyはトップのボリュームを出すのに役立っていますね。インポートのドライヤーのように重たくないので、軽くて振りやすいし、丈夫です。ちなみに家でもNobbyですよ。専門学校時代のものですから、もう15年くらい使っています。

スタイリストは美しさを作っていく仕事ですが、それには思いやりが不可欠。そうすればいろんなところに気がつくようになるし、似合うヘアスタイルも積極的に見出すことができる。髪を切ることで気持ちもケアすること――、それが自分の仕事だし、これからもそうありたいと思っています。

Profile 花谷 誠(はなたに まこと)

1974年滋賀県生まれ。美容専門学校卒業後、HEAVENS入社。銀座、丸の内のサロンを経て渡英。知人のサロンでアシスタントをしながら1年半過ごす。帰国後はAVEDAのコンセプトサロンHAIR&SPA GRACEのスタイリストとして活躍。趣味は釣り。休日には河中湖にバイクで出かける趣味人。

花谷 誠さん 写真

HAIR&SPA GRACE イメージ写真

Information HAIR&SPA GRACE AVEDA concept salon

  • 〒153-0043 東京都目黒区東山3-1-17
  • TEL & FAX 03-3710-7873
  • OPEN 10:00~20:00(日祝~19:00)
  • 火曜定休
  • http://m-grace.com

「ピュアな花と植物エッセンスから生まれた美と科学」を実践するAVEDAのコンセプトサロンです。シャンプーやスタイリング剤はすべてAVEDAのアイテムを使用。心地よい香りとともに、髪を根本からケアしながらスタイリングします。

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